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駒形のどぜうと、並木藪蕎麦など

今回の旅のテーマは、疲労回復。
夏バテにもよい食い物と言えば、どじょう。
ということで、浅草は駒形の「どぜう」を食す。あれは、何ていうのかなぁ、よしず張りのような床に、長さ5メートル、幅40センチ、厚さ10センチほどの一枚板が、テーブルとして敷かれてある。
それが、よい。

「どぜう鍋」はクセがありそうと思いがちであるが、さにあらず。葱をたっぷりのせて、熱さをこらえながらひょっとこのような顔で食べる。
店を出たら、不思議と涼しくなった。

涼しくなったら、さらに空腹感がつのり、足が知らぬ間に並木の藪蕎麦に向かっていた。
ざるを一枚、胃におさめてようやく、腹が落ち着く。

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