チンチン電車は街をゆく
前から気になっていた阪堺電車に乗ってきた。
えびす町からあびこ橋を経て、浜寺駅前までの路線を乗った。
いわゆるチンチン電車である。街中を自動車やバイクと並んで走る。交差点では電車が停まって、その前を歩行者や車が通り過ぎてゆく。
それが、何ともおもしろい。
公共交通機関特有の偉そうな感じがないところが、実に奥ゆかしい。
新聞が読めないほどの揺れも、かえって懐かしく感じる。
宿院で途中下車してみたら、「ちく満」という蕎麦屋があった。古くからやっている製麺所と一体化したような店である。
せいろ蕎麦を食べた。
せいろで蒸し上げた蕎麦に、熱い蕎麦つゆと薬味、そして生卵が添えられている。
初めての体験だった。しかし、妙に懐かしい味がした。
阪堺電車は、確かに歴史の中を走っている。
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