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美しい文字、5分間トレーニング

その「ある方法」とは。
自分の氏名を美しく書く、ただ、それだけです。

このトレーニングの狙いは次の三つです。

.毎日の授業の中で使用する、頻度の高い文字を美しく書くことで、他の文字も美しく書きたいという欲求をかきたたせる。
.トレーニング前と後での、進歩の違いを実感させる。
.毎日欠かさず行えるように、その実施時間は5分以内のものとする

そして、具体的な方法は、次の通りです。
・B6版の用紙を横置きにして、上中下と三段に分けます。
・次に、中段部分にはあらかじめワープロの手書き書体文字を薄めの濃度で、各生徒の氏名を印刷しておく(一週間、あるいは一か月分をまとめて用意しておくとよいでしょう)
・そして、まず上段の空白部分に生徒が自分の氏名をできるかぎり美しく書きます。(中・下段は下敷きなどで隠しておくとよいでしょう)
・次に、中段に移り、お手本部分をていねいになぞります。
・仕上げは、中段のお手本を見ながら、再び空白部分に自分の氏名を書きます。

これなら、たった五分でできます。練習の成果を実感するためにも、生徒各自がファイルするか、ノートに貼り付けていくという方法をとるとよいでしょう。
とにかく、これがスタートです。自分の氏名の文字に自信がつけば、今度は他の文字でもやってみようということになってきます。そうなれば、しめたものです。
生徒はもともと美しい文字を書くことに憧れを抱いています。特に年齢が高くなるにつれてその傾向が強まります。百人一首や古典などの書写本が店頭に並ぶのも、その表れではないでしょうか。

これは、ご家庭でもできます。ぜひ、試してみてください。

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