革モノ周囲物語(一)
以前に書いた「ナンショル」が好評だったので、あらためて僕の身のまわりにある革モノについて考えてみた。
で、昨年末にこの手帳カバーを買ったことを思い出した。
僕は「超整理手帳」をもう十数年愛用している。
それ以前は能率手帳やシステム手帳などを使っていたが、どうもお洒落じゃない。素っ気なかったり、仰々しかったり…。
何より、手帳を持つことの利点を感じられなかった。
ところが、この「超整理手帳」はよく考えられていた。
スケジュール管理に特化しているのだ。
何より、このスタイルがいい。これがそのままスケジュールを見通すことのできるデザインになっているのがいい。
ただし、これに付属の手帳カバーが残念。
あまにペラペラで安っぽく、事実、一年の終わりごろにはあちらこちらが破けていたものだ。
まあ、毎年買い替えるものだからと、自分を納得させていたのだが、やはり今一つしっくりとこなかった。
そこで、昨年末に思い切って手帳カバーを買おうとネットで探しているうちに、これに行き着いたのだ。
まず、革の持つ温かみが、スケジュールを書き込んだり確認したりするときの忙しさを静めてくれる。
以前のビニール製から比べるとかさ高くなってしまうが、その分僕自身の中で手帳の存在感が高まり、それを通してスケジュール管理を大切にするようになった気もする。
毎日使うものだからこそ素材にこだわることが大切であることを、実感させてくれる。
そんな道具となった。
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